2009年05月02日
ショートショート
今日はなんだか早く目が覚めた。だんだん目が覚めていくってよりも、それよりもパッてパチって、そう、一瞬で目が覚める感じ。いつも目が覚めたときに何をしてるかってのがいまいち分からない。ベッドに腰掛けてひざを肘についた頬杖で特に意味もな
2009年04月12日
ずいぶんと時間が経ってしまった。会ったことのある回数はまだ両手で数えられるほど。決意みたいなものはもたもたしてるとどこまでも揺らいでしまうもの。だから、際限なく自分を追い立てて。そう、両方とも自分だけど、猟犬が兎を追い詰めるように。容
2009年04月01日
何年ぶりの遠出だろう?しかも、他の県に行くなんて生まれて初めてのことだ。短い旅のつもりだからキャリーケースは買わずに近所のお店で見つけて一目惚れしたファスナーのところだけのピーチピンクがかわいいブラウンのバッグにありったけの荷物を詰
2009年03月17日
「何やってんだ?」あんまり遅くなると手元が分からなくなるから慌てて自転車のパンク修理をしてたんだ。とは言っても、自分でやるのはこれで二回目なわけで、しかも、前は父さんに教えてもらいながらだったから困ってるとどうしていいか教えてくれた。
2009年03月10日
商店街の終わりを少しだけ過ぎたところ。わたしは一歩一歩、歩調を速めながら少しだけくたびれたトートバッグを肩にかけて歩いている。ここを通るたびにわたしの鼻には本当にたくさんの誘惑がやってくる。焼き鳥屋のおじさんはいつもいつもわたしに声を
2009年02月23日
短編小説
1平日のこの時間はこんなに空いてるなんて知らなかった。これがいつもの事なのか、今日だけたまたまなのかは知らない。そもそも、この時間に映画館に来るなんて普段は出来るわけない。すごく不思議な感じだ。広い
2009年02月05日
今日の夜に宿題を片付けたら電話をかけないと。あの子の事だから、「あ、そうだっけ?」なんて言うに決まってる!そうやってわたしと約束した前科、何犯?結構な数になるはずだよ。金曜日の放課後は天国と地獄。明日あさってに授業がないのは
2009年01月13日
今日は休みの日。それも一年で一度のわたしだけの記念日。誰にも邪魔されたくない。だから、こうして誰とも約束せずに午前のうちに買い物もすませて家でひっそりと過ごす事になっている。今年の記念日は第三回目。残念ながら、発端の日とは同じ
2009年01月06日
小さな頃はここで雪だるまやかまくらをよく作った。高台の住宅地の端っこ、そこから道路と柵を隔ててどこまで続くのかわからない広い原っぱ。柵を越えたのは何年ぶりだろう。あの頃はあの家がもっと大きく見えたし、庭だってすごく広かった。
2009年01月05日
約束をしたからわたしは多くを望まない。それを辛いと思ったりはしなかったし、変だと言われることも多いけど、わたしたちはこれが一番だと思ってる。わたしたちは小さな頃からずっと友達同士だ。だけど、心地よい友情で結ばれてるわたしたちは