階段の猫は狐の昼寝

2008年09月24日 11:01

階段に腰掛けて ふてくされた寝顔

そんなわたしの昼寝姿を あなたは猫みたいと笑うのね

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いつだって あなたは失礼

こんな不愉快なお昼寝は 一体誰のせい?

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起きてるのに 気がついてる そんな事はわかってる

だけど 許せないのは その態度

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耳元でハミングなんて最悪にもほどがあるわ!

それも あなたは音痴なのね 絶望的!

選ぶ歌も あなたには分不相応!

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狐の眠りも飽きてくるほど イライラさせないで頂戴ね

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もう少し わたしが嫌な事を慎んでくれたなら

わたしはダイスを 振らせてあげるつもりだったの

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だけど 残念ね

わたしのダイスは あなたなんかにあげたりしない

いつまでたってもわたしのものよ

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ほらほら 首根っこつかもうったて無駄な事よ

からかってるのね そうよ わたしは猫じゃないわ

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それと 一つ警告しておいてあげようかしら

眠る狐の真似だと知っているのなら

わたしの希望を 感ずいて頂戴

だけど 簡単なやりかたなんて許さない

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それでダイスを振ろうなんて浅はかもいいとこ

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あなたが背を向けた瞬間にだけ

わたしは目を開ける

もう これ以上 ため息なんてつかせないでよ!

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