迷路の出口は一休みから

2009年04月27日 23:43

ここの席もここのお店も

ここは知らないところ

というか 全部が知らないところ

​​

わたしはなんだか迷ってる

知ってる道を歩いていても

知らない道に入ってしまって

気がついたらどこかなんてのもわからないし 忘れてる

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だけど 偶然ここを見つけたから

椅子に座ってのんびりしよう

窓から日差しがなんだか やわらかい

​​

このお店は知らないところ

なのに知ってる気がするどうしてだろう

​​

わたしはキョロキョロしながら

頭の中の「見覚え」なんかを探して見る

​​

メニューを見ながら迷っているの

そうだね こういう時は何がほしいんだっけ?

わからなくなってるのね

わたしの事 なんだけどね

​​

メニューを熟読 難しい本みたいに

そんな事をしていたら わたしの前にコトンって音

なんだろうね? わたしはメニューから目をそらす

​​

あ このレモネード そうだ わたしこれ好きなんだ

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不思議がって怖くなって顔を上げてみると

何故だか 君がいた

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なんだか分からないけど 飲む事にしよう

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それで君は一言 わたしに

「飲んだら行くよ」

そうね 休憩はここで一旦ストップね

​​

やらなきゃいけない事があったの忘れてた

さぁ そろそろ戻りましょうか

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