空想旅行記: わたし時間のお客様

2009年05月13日 1:01

きっと信じてくれないね

秘密の仲良しさんたち

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今日もそっとわたしの耳たぶに

くすぐったく到着の合図をしてくれる

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パパはお仕事 ママは買い物

ほんの少し 短い時間

だけど これが大きなチャンスなの

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階段の踊り場に窓からふわりふわり

わたししか知らないお客様

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「今日も一緒にあそびましょ」

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わたしは首からさげた笛で合図

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彼女たちは微笑んだり

ちょこっとアマノジャクに唇を尖らせたり

わたしのまわりをはしゃいで見せたり

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それぞれのやり方で

わたしを少しだけのスパイシーな時間に

連れて行ってくれる

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遊びつかれて眠るわたしを

ママが呆れた顔で起こしてくれるまで

楽しい事を沢山しましょう

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これだけはパパとママには内緒だもの

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