真夜中だけのホントの言葉

2008年10月10日 1:39

冷たい空気は窓の向こう

部屋の中はふんわりあったか

体がしつこくせがんでいるの

夢の世界にいそぎましょう って

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だけど こころはそれを断る

静かな時間がもったいないよ

せっかく 夜が長いのに

太陽だってサボり気味

星と月が主役の季節よ

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眠たいのを無視しながら

ぼくは机でそわそわしてる

パンダ模様のおかしなペンを

ドーナツ柄の便箋ではしゃがせながら

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今日の手紙は文通ごっこ

出さない手紙に 正直に書いていくよ

誰にも言わない ぼくのホントを

うっかり隠して嘘ついて

言うに言えない ぼくのホントを

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受け取るきみを想像するの

出したりなんかしないのにね

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眠気はまだまだ待っててね

今でも 十分眠いけど

書きたい事は まだまだあるから

今日の分はこれだけなんて事はないから

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まぶたが落ちても開いて続ける

こっそり内緒の ウソの文通

書くのはホント 便箋とペンは正直よ

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気がついたら すっかり習慣

書き終った手紙はすぐに

ベッドの下のバスケット行き

​​

それはぼくだけのポストなの

中には山ができそうな手紙たち

この手紙もすぐに仲間入りね

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ウソでもいいから 出せばいいのに

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