意味なんてない時間の思いつき

2008年12月19日 1:23

素焼のコインにお気に入りを 三滴たらす

ゆっくりと それもかすかに

わたしの小さなお城には 甘い香りが広がっていく

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今日は本当に何にもない

だから こうして 時々 躓くようにぷつぷつ鳴き声を混ぜている

レコードの演奏会を浴びながら

無理な動きを求められない わたしにとっての本当の時間を

こうして「からっぽ」でうめていく

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四季の花ごとのお皿の上には

きまぐれだらけのお菓子の展示会

クッキー マコロン アイスクリーム パウンドケーキ

思いつきでたまたま四つ

思いつきでたまたま四枚

数字になんか意味はない

だけどたまたま季節の数だから

お菓子に四季を割り当てて物語を作っていく

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食べていくうち 物語はわたしのお腹に

わたしの体に染み込んでいく

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それは現実を見ればやめた方が

夢を見ればした方がよいはずのお昼寝の材料になっていくはず

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この時期だけど わたしは窓を開けて外の風を呼び込んでみる

やっぱり寒い だけどこうしていた方が目が覚める

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お昼寝の相談を自分の体のあちこちにしているけど

それまではしっかり目を覚ましておかないと

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ローズヒップのすっぱさが意地悪で 少し眠気が遠のいた時に

気が付いたのは 最高のプラン

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せっかくだから 現実で夢を見ましょう

画用紙を床じゅうにちりばめて パステルをばらばらとばらまいて

思いつく限りの 夢の世界を ここで描いていこうと思うの

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疲れた心は いったん「好きだらけ」の世界にあずけてしまおう

それにはどうするか 簡単に見つけられたみたいなのね

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