想いが消しゴムで消せたなら

2008年09月23日 23:12

できることなら 君に会えずにいたかった

会いたくないなんて それは嘘

だけど 会うわけになんかいかなかったから

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ここで黙っているべきか

それとも 話してしまうべきか

考えれば考えるほど どうしていいのか わからない

だけど 懐かしがる君を見てると 本当に苦しい気持ち

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今の僕は 君の知ってる君じゃない

君の知ってる僕になんか 絶対に戻れない

今の僕は 僕の望まなかった僕なんだ

​​

君と触れ合った時間が 僕の中で鮮明になっていく

僕はこの気持ちを否定しなくちゃいけない

君が好きだと思ったりしたらいけないんだ

​​

できることなら 気がついてほしい

君の目が僕を懐かしがるばかりでいる事をやめて

​​

できることなら 僕をまた好きになる事なんて考えないで

そうだよ 今の僕を好きになったりしたらいけないんだ

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ねえ 何か気がつかない?

僕が何か変わった事に

​​

そうだよ そう

​​

いや いいよ 気がつかないならね

​​

だから 僕はここを去る口実を探してる

そうじゃないと 昔は正しかった「まちがい」を犯してしまう

慎重に 細かい事に気をつけて 君と目をあわさないように

​​

立ち去ろうとした僕の手を 君は寂しげな目でつかんでた

お願いだ 逃げさせて

君を想ったあの気持ちを思い出すわけには いかないんだ

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