ひざにブランケット　イヤホンはグルーヴィ

なれないシートベルトはタイトで苦しい

そわそわしてるのはフライト前

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窓の景色が変わっていく　高く高く

時折気になるそぶりを見せたりしながらね

読んでる本から　視線をずらして

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エコノミーだから近い距離

だけど　偶然　ほんとにたまたま

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わたしの気まぐれヴァケイションは

あなたのやすらぎノスタルジーね

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とはいえ　寝不足だったせいなのか

あなたは隣で　うたた寝　放題

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チケットとにらめっこしてた時の

偶然にした感謝に　損した気分よ

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だけど見たことない寝顔を見てみたり

暇つぶしの本がお飾りにしかなってないよね

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これから何時間かかるのか

フライトは長くなるのか　短くなるのか

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どっちにしたって　気が気じゃない

本を読むふりしながら　ドキドキと戦わないと

寝ぼけてこっちに倒れる

あなたにわたしの心臓は止まりそうよ

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とはいえ　足をこっそりじたばたさせる

それはせめてもの抵抗だったりする

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本当は眠るのをやめて　このチャンスを味わいたい

だから　機内サービスはコーヒーだって

勝手に頼んでやるつもり

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寝不足だってしらないわ

このフライトの偶然を　素敵な明日に変えたいんだもん

だから　眠ってないで　早く起きてくれないかしら？