ないしょではじめてパジャマのお茶会

2010年09月09日 0:23

みんなが静かに寝静まって

ちいさなちいさなお茶会がはじまるの

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はじめてママからはなれてお泊りの夜

コーヒーの香りがするこのおうちで

みんなはひそひそはじめるのよ

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眠たい目をこすったり

反対にわくわくしすぎて目を輝かせたり

ちょっと寂しくなって泣きべそしてみたり

お茶はいいけどお菓子はダメと言ってみたり

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みんな思い思いではじめての

パジャマパーティーを楽しんでるの

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みんなのパジャマはとってもかわいい

昼間の着物と同じ布とか

ふわふわもこもこ羊みたいとか

みんなみんなでちょこっと得意げに

お星様の時間のおしゃれを自慢してる

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頬杖をつきながら足をじたばたさせて

みんなを眺めてるわたしは

なんだかとっても幸せ気分

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ちょっぴり大人になった気分になれる

だって子供はもう寝てる時間なんだもの

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今の時間に時計がさすのは

いままで昼しか見ない時間

こんな静けさいままで知っていたかしら?

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さてさてちょっぴり困った事が

本で読んだパジャマパーティーの定番は

わたしたちのお茶会にだってつきものなのね

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恋の話

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わたしの番がまわってきたら言わなきゃいけないのかな

できればないしょにしておきたいもの

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だけど…

この時間がないしょだから 言ってもないしょは一緒かもね

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