ごご３じ

2014年06月11日 22:14

ガラス細工の小鳥をみつめて

ぼくらは遠い夏をまつ

​​

まだまだこどものひまわりと

もうおとなのあじさいが

ちいさなしずくたちとあそんでる

​​

そら色のテーブルの上

さくら色のお皿の上に

残ったままの春のケーキが

ぼくらの帰りを待っている

Recent Poems

降り注ぐ道に不機嫌ひとつぶ

2020年06月26日

アスファルトを踊るしずくたち　長靴で踏むステップのみたい　傘をさすわたしの歩幅　​​　大きなしずくはすこしいじわる　わたしのお気に入りを濡らしながら　冷たさを一枚一枚着せていく　​​　日差しも
年待ちの茶会

2018年02月11日

馬車の御者　そんな名前のコーヒーを一杯　お店のソファじゃ体育座りはできないから　膝の上で頬杖をついて　生クリームに足止めされた湯気を思っている　​​　君は時計とときどきにらめっこしながら　ときどき生クリームをスプーン
心地のいい見通し

2017年02月20日

高台の上から見る景色は何も変わらない　昨日も同じ　一昨日も変わらず　​​　ここに来る坂道で気が付いてはいたけれど　今日がちがっていたのは　肌が気づいた　​​　半袖はもうすぐ眠るころかもしれない
とどけものはみつけもの

2017年02月20日

ドアが開いたらまずはまっすぐ見つめて　顔をあげて胸を張るぐらいがいいのかも　​​　息をぐっとすいこんだら緊張しすぎないように　​​　今日は大事な脇役だから　だけど　今日まではとても楽しみだった
ごご３じ

2014年06月11日

ガラス細工の小鳥をみつめて 　ぼくらは遠い夏をまつ　​​　まだまだこどものひまわりと　もうおとなのあじさいが　ちいさなしずくたちとあそんでる　​​　そら色のテーブルの上　さくら色のお皿の上に　
ベルが鳴ったら踊りましょう

2014年03月28日

響く足音　はしゃぐ声　自分の声がこだまする　きみの声もこだまする　​​　重たいドアが閉じたあとは　グラグラ揺れる　​​　乗りかごの歩みが聞こえている？　​​　黙ってしま