静けさのカンバスの迷い子なここち
2011年06月07日 0:04
ここに座って 目を閉じて
ドアを閉めて 耳には静寂
わたしの主な感覚 今のところは
鼻先に感じる日の光だけ
できれば静かが一番いい
なんにも感じないけれど肌は空気に鋭く
漂うようなそんな心地を
慎重にどこへ向けて行けばいいのか
考えながら 迷いながら
イメージをこのスケッチブックで捕まえて
買ってきたばかりのカンバスに
閉じ込めてしまいたい
わたしがうっかり忘れてしまわないように
わたしがすっかり怖気づいてしまわないように
この漂うような古い木の香りと肌を温める光の中
わたしは怖がらないように
それでも 思い切る事ができるように
その答えを探している
それを見つけられたなら
今まで見たいに恐れないよう
それを誓う為に スケッチの網とカンバスの檻
閉じ込めてしまおうと
ここに座り込んで背伸びをしてる