ミルキーバスルームとのぼせた夢

2010年06月05日 15:17

のぼせそうな僕の目には流れ星が一つ流れる。

​​

ふわりふわりと待ってる湯気は、

バスタブなのかティーカップなのか

寝ぼけた僕にはなんだかわからない。

​​

そんな僕を流れ星はガラスみたいなビルの森へ誘っている。

けれども、裸でのぼせる僕は目だけ誘いに乗ってるだけ。

​​

こんな夢を眠らず見るのは夜中に時間をもてあますから。

​​

流れ星が誘っているのは僕の通った過去のこと。

そう。ワードローブのワンピースの数だけ出会ったボーイフレンドのこと。

​​

だけど、今ちょっと、今日来ていたワンピースの子が誰なのか思い出せない。

影絵のワンピース。ガラスの街とこのバスルームを隔てる街路樹みたいな。

​​

思い出すときには君としたキスのことを思い出せているのかな。

思い出せない間はちょっと願っておくことにしておこう。

ハグだけでキスは無し。なんて相手じゃなかったこと。

Recent Pictures